機能訓練を通した「コミュニケーション」。
- 2017.10.22
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは、津の特別養護老人ホームの中林、小角、小菅の、通称「津特養三羽ガラス」でございます。
今回も少し前に引き続き!またまた飛び入り参加です!
昨日は津市高茶屋の豊秋祭。ご利用者さまやご家族さまも含め、楽しんでいただけたでしょうか。しかしながら台風の影響であいにくの天候となり、屋内での開催となったのは非常に残念です。
来年は是非とも太陽の下のもと実施したいものです。
さて、津市の特別養護老人ホームには、機能訓練指導員の職務に従事する「あん摩マッサージ指圧師」の2人の職員がおります。
まずはそのご紹介から、「あん摩マッサージ指圧師」の「有爾 元さん」(うに はじめ と読みます)
続いてはこちらもその「あん摩マッサージ指圧師」の「中西 恵子さん」です。
今回は「有爾 元さん」をご紹介したいと思います。
「機能訓練」と言うとイメージが浮かびにくいと思います。
実際には、病院のようなリハビリ室での歩行訓練等のリハビリとは一味違い、身体機能の向上(出来ないことが出来る)を目標にもしておりますが、どちらかと言うと身体機能の維持もしくは低下を防止すること、
そして心身の状況に応じて、日常生活を営むのに必要な機能を改善することを目的としています。
すなわち、日常生活の中でのレクリエーション、行事の実施等を通じた時間も「機能訓練」の一環となっております。
有爾さんは「あん摩マッサージ指圧師」としてご利用者様へマッサージや関節の拘縮予防を目的とした可動域訓練を中心に取り組まれております。
施設内のご利用者様やご家族様から可能な限り今まで自分で出来ていた動作を維持して欲しい。という要望はしばしば聞かれます。
高齢に伴い、今まで出来ていたことが出来なくなることはご理解されているようでありますが、少しでもご利用者様やご家族様からの要望に寄り添えるよう、
可能な限り今までご自身で出来ていた動作を維持し、安楽に施設での生活を過ごして頂けるような「機能訓練」を提供しております。
「中西 恵子さん」という名前から由来した
「けいこのへや」という機能訓練室となっています。
ここがい有爾さんと中西さんのいわばホームグラウンドとなります。
この二人の機能訓練指導員が「機能訓練」を提供していますが、
看護職員や介護職員、生活相談員という多職種が連携し、ご利用者様一人一人に目標を設定させて頂き、実施方法等を内容とする「個別機能訓練計画」たるものを、主に有爾さんが作成しております。
そして、多職種が連携のうえ機能訓練の「効果」を「評価」し、実施方法等についての見直しを行います。
ちなみに
有爾さんの経歴ですが…。
当法人には平成29年6月からの勤務となっております。
長らく整形外科で勤めていたとのことで、その経験と実績から、私たちは愛着も込めて「ゴッドハンド」と呼んでいます。
ご利用者様からも「マッサージも気持ち良いし、話も面白いし、毎日来て欲しい。」と大変好評です。
最期に有爾さんにとって「機能訓練」とは?と伺ったところ
「もちろん、少しでも訓練して歩けない方が歩けると嬉しい。
訓練だけでなくマッサージをすると楽になると言ってもらえると自分にとっても励みになる。
でも、会話をするだけではなく、ご利用者様の身体に触れるというコミュニケーションを機能訓練の中でも一番大切にしている。」とのことでした。
最後に、有爾さん、中西さんのお2人の今後のご活躍に大いに期待しております。
それではまた。
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