2017年10月

認定こども園とは? Sensin NAVI 「No.51」

  • 2017.10.18
  • 児童福祉
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

さて今回のSensin NAVIは 、「レッスンその51」です。

 

 

 

皆様は「認定こども園」をご存知でしょうか?

よく新聞やメディアで取り上げられていたのでご存知な方は多いかと思いますし、実際すでにご利用されている方もみえるかと思います。

 

「認定こども園」は、幼稚園および保育所等における、小学校就学前の子供に対する保育および教育並びに保護者に対する子育て支援の総合的な提供を行う教育・保育を一体的に行う施設で、

いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設という位置づけにて、平成18年に創設されたものです。

 

 

幼稚園については、学校教育法上に位置づけられている文部科学省が管轄し、一方の保育園は児童福祉法上で厚生労働省が管轄しています。

認定こども園は各種法体系の連携と協力を図りながら、認定こども園に関する事務については、内閣府子ども・子育て本部で一元的に対応します。

このこども園の創設の背景としては、

地域によっては保育園の待機児童は多いが、一方で幼稚園は定員割れしていたり、その逆の場合もあります。

空き部屋を上手く活用できないか。保育園でも学習面を更に充実してほしい、幼稚園の時間を延長してほしい、などなどの要望から、

 

幼稚園と保育園の機能を持ち合わせた、新しい施設「認定こども園」が誕生したわけです。

 

誕生とは言いますが、新設で開設するケースは少なく、どちらかといえば今運営している幼稚園・保育園が、施設や体制を整え、国の指針に合わせた認定基準をクリアして、認定こども園に移行するケースが大半となっています。

 

お互いの機能や役割を担うにはそれぞれの施設整備や人員基準を満たす必要があり、また事務的な負担や職員の指導・育成方法等そのハードルの高さゆえか、なかなか移行しない、もしくは出来ない園もあるようです。

 

 

実際、創設当初はそういった観点と制度開始からの様子見から、なかなか移行する園は少なかったのですが、時の流れと共に、創設から約10年が経過する今、すでに全国に多くの認定こども園が誕生しています。

 

現在(平成29年4月時点)この認定こども園は、全国で約5,000箇所あり、前年度と比較しても1,000以上増加しています。

実施主体は公立のほか、社会福祉法人・学校法人が主となっています。

おそらく皆様がお住まいの地域にも存在しつつあるのではないでしょうか。

 

今回は簡単に認定こども園をご紹介させていただきましたが、次回の機会には、その具体的な中身についてもご説明できればと思います。

 

 

それではまた。