2017年10月

待機児童解消への国の施策「保育士確保に向けて」 Sensin NAVI 「No.49」

  • 2017.10.13
  • 児童福祉
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

さて今回のSensin NAVIは 「レッスンその49」です。

 

 

 

今回は、先日よりご紹介しております保育園のいわゆる「待機児童」について。

先日、2018年度から保育士の子どもが最優先で認可保育園に入れるようにすることを全国の自治体に要請しました。

メディアでも取り上げられていましたのでご存知の方もみえるかと思います

内閣府、そして厚生労働省、文部科学省が先月末に都道府県などに通知し、併せて自治体への周知と対応を求めたそうです。

 

保育士不足が待機児童問題の要因のひとつとされる中、保育士の資格がありながら保育所で働いていない、いわゆる「潜在保育士」と呼ばれる方々が全国で約80万人いるとされており、

この方々たちの現場復帰を促すとともに、出産や子育てによる保育士の離職を防ぐ狙いがあるようです。

 

現在、認可保育園への利用希望が多い場合、特に保育が必要な人が利用するよう様々な基準が設けられています。
今回の通知の中身とし、保育士の子どもの場合は、その基準に用いられる点数に反映させ優先順位を高めたり、また保育士が自ら勤める保育所にも子どもを預けることを可能とするよう求めたものとなっているそうです。

 

待機児童が増える都市部を中心に保育士不足が、もはや深刻な問題となっています。

国の見込みとして、新たに約7万7千人の保育士を確保する必要があると示しています。新卒者のみではその絶対数に限界があり、

全国に約80万人みえるといわれる「潜在保育士」の存在は「鍵」となっています。

 

こうした通知に対しては、実施するかしないは、各自治体の判断になるそうですが、すでに実施している自治体もあり、是非とも皆様がお住まいの地域においても積極的に実施していただきたいものです。

 

 

それではまた。