神無月のころ・・・。
- 2017.10.11
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部総務課の長岡です。
中秋の名月も過ぎ、学生たちが衣替えをして一気に秋も深まる頃と思いきや、ここ二三日は夏を思い出させるような暑い日が続き、体調管理にも覚束ないありさまですが、皆さま方は如何お過ごしのことでしょう。
さて、10月は旧暦で「神無月(かんなづき)」と言うことは、よくご存知のことと思います。
そして、この月には、全国八百万(やおよろず)の神々が、1年間のことを話し合うために出雲大社に大集合し、出雲以外には神々がいなくなるので「神無月」、逆に、出雲地方だけは神々たくさんいらっしゃるので「神在月」(かみありづき)と言われています。
「じゃあ、この時期お伊勢さんにお参りに行っても、神様がいないのでは何の御利益(ごりやく)もないではないか。」となってしまいそうですが、さにあらず。安心してください(笑)。
梅雨のある6月が、旧暦「水無月」(みなづき)と言われても、水がないわけでは全くなく、「水の月」そのものであります。実は、真ん中の「無」が「の」という助詞にあたるそうで、同じように「神無月」も「神の月」ということになります。
秋の空はいよいよ高く、透明感も増し神秘的でさえありますし、五穀豊穣を願って、そこかしこの神社で秋祭りが繰り広げられるのも、まさに「神の月」ならではと思えますね。
先日、ブログでも紹介されていました甲賀シルバーケア豊壽園 の上棟式では、
宮司さんの「掛けまくもかしこき いざなきの大神…(中略)…かしこみ、かしこみも申す」という祝詞(のりと)が、澄んだ空気と青空の中、朗々と周りの山々に響き渡り、感動的で荘厳な気持ちにさえなりました。
また、月がさやかに見えるのも、秋の夜の特色ですね。そういえば、お月見につきもののススキは、もともと様子が似ていることから、稲穂の代りにお供えするようになったとのこと。
そんな秋の夜のひと時を、もう半月くらいに欠けた月を見ながら、ススキを背景に一献傾けるのも、なかなか乙なものかもしれません。では、また。
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