Sensin NAVI 「EX」 No.4
- 2017.08.29
- 法人
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーことMるでございます。
さて今回はWelcome to the Sensin NAVI EX 、いわば番外編のナンバー4。
介護や障がい、保育といった福祉サービスの内容ではなく、時事ネタを盛り込んでいきたいこの番外編。
さっそくですが、前回同様質問形式でいきたいと思います。
「ハイ!!」
「突然ですが、ユニバーサルデザインについて教えてください」
なんかいつも同じようなパターンですが・・・、
「ま、とにかく説明します!」
まず、ユニバーサルデザインとは、文化や言語、国籍の違い、障がい・能力等を問わずに利用することができる
施設・製品・情報の設計およびデザインのことを言います。
世界初のユニバーサルデザインの提唱は、カリフォルニアにあるユニバーサルデザインセンターの長でもあった、
ロナルド・メイスという方が1985年に公式に提唱した概念とされています。
その中で、「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプトです。
そしてこのデザイン対象について、いわゆる障がいを持つ方に限定していないというところが、世間一般に言われるあの
「バリアフリー」とは異なるところ。
ちなみに「バリアフリー」は対象者が障がいのある方を含む、高齢者等を指し、生活の支障となる物理的・障壁を取り除く施策として一般的に用いられています。
「なるほど・・・全然意味が違うんですね。そういえばよくスーパーや福祉施設にそんな標識が掲示してありますけど、あれもなにか関係があるんですか?」
「あるんです!」
ユニバーサルデザインには、いわゆる7つ原則があり、例えば・・・
・どんな人でも公平に使えること。
・使う上での柔軟性があること
・身体への過度な負担を必要としないこと。 ・・・などがあります。
具体的例で挙げますと、
「安全」に配慮された自動ドア、エレベータをはじめ、「ピクトグラム」といった、外国人などのために文字の代わりに絵文字を使っての各種表示を行ったり、パソコンのキーボードやマウスだけで操作するのではなく、他の入力手段に対応させる、などなど分野を問わず多岐にわたります。
このユニバーサルデザインにおける日本の動きとして、
まず2003年に静岡県の浜松市で、日本国内初となる「ユニバーサルデザイン条例」を施行し、いち早く推奨に取り組みました。
法人本部のあります三重県では、すでに15年以上前から「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」を制定し、多くの人が利用される公共的な施設をバリアフリー化することを建築主等にお願いする形をとっており、
このユニバーサルデザインについても、県内全域で推進に取り組むよう、平成19年4月に上記条例を「三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例」と改正し、現在に至ります。
さきほどの質問にあった標識とはこれのことです↓
おそらくホームページをご覧の皆様もお見かけしたことはあるはず。
「三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例」等の「整備基準」を満たした建築物については、この適合証が交付されます。
すでに交付された施設は、三重県内で約2800件あり、当法人の保育園や介護施設にも交付していただいています。
「福祉施設だからこそ、なおさら大事ですね」
誰でも住みよい環境整備と地域作り、これからも私たちに課せられた使命ですし、もちろん心がけていかなければなりません。
「よくわかりました。それじゃあ私も、早速自分の事業所にもあるか見てこよっと!」
それではまた。
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