「おもてなしの心」と「介助技術」。
- 2017.08.14
- 高齢者福祉
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
さて今回のSensin NAVIは 「レッスンその35」です。
皆様、突然ですが、「サービス介助士」をご存知でしょうか?
意外と知っていそうで知らない人が多いのがこの資格。
名称からしても私たちの業界っぽい資格ですが、どちらかといえば介護施設とは異なる場所で今注目されている資格のひとつです。
この「サービス介助士」は、NPO法人日本ケアフィットサービス協会が認定している民間資格で、
「おもてなしの心」と、入浴・排泄・食事といった介護技術以外の「介助」技術を得るのが目的としています。
簡単に説明すると、サービス介助士は、高齢者や障がいを持つ人が社会で安全に過ごせるように、さまざまなお手伝いやサービスを提供できる技術を身につけた人のことを指すそうで、「ケアフィッター」と呼ばれることもあります。
一見ホームヘルパーと似ていますが、ホームヘルパーと比較すると、サービス介助士は短期間で資格を取得することができます。また、ホームヘルパーはいわば「介護」であり、サービス介助士はあくまで「介助」であることが大きく違うわけで、現在デパート、学校、交通運輸業、ホテルなどのサービス業界においてニーズが高まっているそうです。
スロープやエレベーター、電光掲示板等の設置など、以前とくらべて障がいのある方や高齢者でも外出しやすいような環境になりましたが、一方でハード面は良くても、それを実際に一人で使用するとなるとなかなか難しいもの。
そんなときに期待されるのがこの「サービス介助士」です。
職場にこうしたスキルを身につけた人がいると、企業の宣伝になるほか、高齢者や身体の不自由な人たちにとっても安心に繋がります。
ですが、サービス介助士は資格の取得が容易な分、そのできる仕事の範囲も限られているので注意は必要です。
サービス介助士の資格は以下の3種類があり、
①サービス介助士
②准サービス介助士
③サービス介助士ジュニア
それぞれ取得するためのカリキュラムや費用は異なります。
この「サービス介助士」の認定制度が導入されたのは2000年で、まだまだ歴史は浅いです。
しかしながら、現在全国で約14万人がこの資格を取得しているそうで、前述したように交通・流通・金融・飲食などのサービス業をはじめとするさまざまな分野で活躍しています。
特に鉄道会社に至っては、この「サービス介助士」の導入をいち早く進め、ある鉄道会社を例にすると、約2年前にはすべての駅係員、車掌、運転士がサービス介助士の資格を取得したそうです。
地域の認知症サポーターもそうですが、地域の企業や団体等もこういった意識のもと形として実践しています。
まさに地域全体で支えあう社会を築いていく上でも、こうした動きは非常に大切なことだと思います。
それではまた。
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