2017年7月

今後のキャリアアップに向けて。

  • 2017.07.23
  • 高齢者福祉
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

さて今回のSensin NAVIは 「レッスンその27」です。

皆様は「認定介護福祉士」をご存知でしょうか?

 

認定介護福祉士は、かれこれ2010年に厚生労働省により導入されたキャリアアップの一つ。

すでに2015年から、日本介護福祉士会などの関係団体により、都道府県単位の介護福祉士会などと研修を開いており、今年の3月には全国初となる「認定介護福祉士」が計11名認定されているそうです。まだまだ世間的にもその在り方や立ち位置など確立されていない現状でありますが、介護離職の防止を考えた今後のキャリアアップだけでなく、介護の質の向上のほか、例えば認定介護福祉士を配置することで事業所の介護報酬に上乗せするなど、認定に伴う制度改正を検討していく考えを示しています。実際どのような形で反映されてくるかはわかりませんが、今後も動向には目が離せません。

 

介護の質の向上で考えると、「認定介護福祉士」は、

①認定介護福祉士が他職種との連携の中核を担い、それぞれの地域で高齢者が自立した生活を送れる環境づくり

②介護チームのリーダー的役割で、介護福祉士などの資格取得者と無資格者が混在する状況の中、こうした介護スタッフを指導し、チームとしての知識や技術の向上

この2点がキャリアアップとは別に。期待されている「認定介護福祉士」の役割・ねらいとされています。

しかし、この資格取得には様々な要件があり、例えば介護福祉士として何年以上の実績や、居宅・施設系サービスをそれぞれ経験しているなど、なかなかのハードルも設けられています。また、その研修に係る時間や費用について、様々な課題が上がっています。取得するためには、受講時間として、計600時間を要するらしく、トータル4年は必要とのこと。そして肝心の費用についても、計40万円ほど掛かるようで、個人負担ではとても受講するのは難しいと思われます。

最後に余談ですが、社会福祉士においても「認定社会福祉士」があるのもご存知でしたでしょうか?

これもまた世間の認知度は低く、2011年から認定を開始し、早6年あまり経つものの、全国でなんと約200名程度しか認定されていません。というか、そももそもその存在を知らない、価値がわからないなどの理由が大きいとは思います。

ちなみにですが、三重県内は5名いるそうです。

「認定介護福祉士」&「認定社会福祉士」については、インターネット上で多くの情報が掲載されています。

ほかにも「認定」の名の付く資格も多数ありますので、是非この機に調べてみても良いかと思います。
 

 

それではまた。