2017年7月

支え合う地域を目指して。

  • 2017.07.04
  • 高齢者福祉
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

先日のニュースで、介護が必要となる原因について、これまで脳卒中が1位でしたが、初めて「認知症」が最も多い原因として上回りました。

およそ全体の24.8%、約4人に1人が認知症が原因とされています。

 

認知症が広く世間に認知されつつある中、早期発見、早期対応の必要性から、本人やご家族も含め、積極的に病院へ受診、相談されることが増えたことも、要因のひとつとして挙げられています。

 

認知症に対する支援については、これまで以上の強化の必要性を国は謳っており、国の推進する地域包括ケアシステムでも重要な柱のひとつとして位置づけられています。

そんな中で生まれた[認知症初期集中支援チーム]。

いきなりですが、ここでWelcome to the Sensin NAVI  のお時間です。

 

 

栄えある第20回目の今回は、[認知症初期集中支援チーム]について。

皆様ご存知でしょうか?

 

認知症初期集中支援チームとは、家族の訴えなどで認知症が疑われる人や認知症の人に対し、そのご家庭を訪問し、医療と介護の専門職で構成されたメンバーが、状況を把握した上で、認知症への初期の支援を集中的に行うものです。

認知症は初期動作が非常に重要ですので、最近もの忘れが増えてきた、認知症かもしれない、そんな不安を少しでも感じた場合は是非最寄りの認知症初期集中支援チームへご相談ください。

各市町にて、市が直接チームを立ち上げたり、地域包括支援センターに委託するなど運営主体は異なりますが、

地域の認知症に対するケアの一環として、また各市町の地域包括ケアシステムの構築に向け運営されています。

当法人であれば、津市より委託を受けた「津久居地域包括支援センター」にて、津市認知症初期集中支援チームを編成しています。

担当地域は、津市の「久居・一志・白山・美杉」となっております。

いつでもご相談いただければ経験豊富な専門職にてご対応させていただきます。

連絡先はこちらです→Tel:059-254-4165

 

 

↑そしてこちらが「津久居地域包括支援センター」の津市認知症初期集中支援チームの皆様です。

チーム名がやたら長いので愛称的なネームがほしいところですが・・・。

 

さて、ここでその支援の内容や構成メンバー、そして対象者など詳しくご説明したいと思います。

 

まずメンバーは、「医療・介護・福祉」の専門職として、保健師、社会福祉士、介護福祉士の3名が配置されており、それぞれのチームには必ず専門の認知症専門医が嘱託により配置されています。

まさに「医療・介護・福祉」の連合チームといえます。

ちなみに当法人の津市認知症初期集中支援チームは↑写真左から保健師・社会福祉士・介護福祉士です。以後お見知りおきを・・・。

メンバーは相談に対し、まずはそのご家庭を訪問し、ご本人や家庭の状況を確認します。

得られた情報をもとに、認知症の専門医共同による支援のための計画を作成し、実行に移していく、といったものです。

対象となる方ですが、満40歳以上の在宅生活者であり、認知症が疑われる人または認知症の人です。

基本的に医療や介護サービスを利用していない、または現在中断している方が対象となります。ほかにも

対応方法がわからないなど、ご家族様の相談も随時受け付けております。

 

 

参考資料として、法人本部の位置津市のホームページでは、「津市認知症支援ガイドブック」が掲載されています。

ほかの各市町のホームページでも、同様のものが掲載されていたりしますが、法人本部の位置する地域を代表して今回ご紹介したいと思います。

認知症に対し、「いつ・どこで・どのような」なサービスや支援があるか、またどのように利用するかなどが記されています。

是非参考にしていただければ幸いです。

「津市認知症支援ガイドブック」はこちら

*津市のホームページにリンクしています。