Welcome to the Sensin NAVI「レッスンその6」
- 2017.06.03
- 高齢者福祉
- sensin
ブロガーのMるでございます。さあ、若干内部で好評を得ている(?)
Welcome to the Sensin NAVI「レッスンその6」のお時間です。
今日は皆様からの質問から話を膨らませていきたいと思います。
是非、ここはひとつ挙手でお願いします。
・・・・誰も挙げませんね、汗がでてますよ・・・。
「ハイ!!」
「しつも~ん!」
いかにも物知りそうな女性職員さん。誰でしょうか?
名前はひみつ
「特別養護老人ホームについてですが、よく介護老人福祉施設と呼ぶ場合もあったりしますが、本当はどっちが正解でなにが違うんでしょう?教えてください」
「前にもある職員さんから聞かれたことがありますね」
まず、特別養護老人ホーム(以下特養)と介護老人福祉施設の違いですが、はっきり言うなれば、施設自体はどちらも同じです。
なにが違うかと言うと、その法的根拠がそもそも違うところ。
特養は老人福祉法上の「特別養護老人ホーム」として、老人福祉施設のひとつに位置づけられています。
ちなみに老人福祉施設は、ほかに養護老人ホームや老人デイサービスセンター、老人短期入所施設などがあります。
一方の介護老人福祉施設は、介護保険法上所定の要件を満たした特養は介護老人福祉施設として、介護保険施設のひとつに位置づけられます。
簡単に言うなれば介護保険施設として介護老人福祉施設を開設するのであれば、
老人福祉法に基づく特別養護老人ホームの認可を受け、かつ介護保険法に基づく介護老人福祉施設の指定を受ける必要があるということです。
名称は同意義で使用されていますが、特養については介護保険法が始まる前からあった施設ですので、
一般的に呼ばれているのは「特別養護老人ホーム」いわゆる「特養」が多いようです。地域によっては「特老」と呼ばれる方もいたりします。
老人福祉法で規定されていながらも、介護保険法にも関係しているため、
正直わかりづらい定義となっているのが現状です。
「なるほど~そういうことなんですね~」
なお、この特養は、第1種社会事業に位置づけられており、地方自治体や社会福祉法人など開設できる対象は限定されています。
ちなみに介護保険法上の介護保険施設は全部で3つの種類があります。
①介護老人福祉施設②介護老人保険施設③介護療養型医療施設
③については、今後廃止され「介護医療院」という新たな名称と共に創設される予定で、
平成30年の介護保険法改正の議題のひとつとなっています。
さて、今回登場した女性職員は誰なのか?
そして今後の展開ははたして!?
それではまたお会いしましょう!!
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