2017年5月

Welcome to the Sensin NAVI 「レッスンその2」

  • 2017.05.24
  • 法人
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、季節の変わり目に弱いブロガーのMるでございます。

 

さて、あの(?)Welcome to the Sensin NAVI のお時間でございます。

 

前回は「介護保険法」のお話でしたが、今回は「介護支援専門員」のお話。いわゆるケアマネジャーです。

 

最近では知らない方もだいぶ少なくなっていると思いますこのケアマネジャーですが、この職種が生まれたのは2000年の介護保険法の施行と同時期。

ケアマネジャーの主たる仕事「ケアマネジメント」について、以前は社会福祉士や社会福祉主事といった人たちが担っていましたが、

介護保険の中に正式に組み込まれたことを受け、「介護支援サービス」を提供する専門職としてケアマネジャーが誕生したわけです。

 

しかし、2000年に誕生したこのケアマネジャー、介護保険法が施行された際に、当時の厚生省(現厚生労働省)の担当者自身が「走りながら考える」と言ったほど、

多くの問題を抱えたままの見切り発車であったそうで、ケアマネジャーの役割もいまのように十分に理解されず、業務体制ひとつにしても、さまざまな課題や矛盾がありながらも進められていきました。

 

ちなみに、こうした「相談援助業務」が、公的な制度で報酬が認められたのは介護保険が初だそうです。

 

その後、上記のような課題等に対応していくため、2006年の介護保険法改正にて大幅な見直しが行われました。

5年ごとの更新制や主任ケアマネジャーの創設、そして要介護度別のケアプラン作成に係る報酬などなどが設定されたわけです。

 

さて、この介護支援専門員の受験も今年で20回目となります。昨年は全国的に13%台(ちなみに三重県は12%台)と、かなりの難関となってきているこの資格。

 

 

2015年(平成27年)に受験資格の改定(3年間は経過措置あり)も行われたことから、より一層受験者も少なくなるのでは?とやや懸念も感じるところです。

介護福祉士同様「質」が求められる中、やむを得ないと思われますが、将来的に今の2~3倍は必要と目されるこの資格。

このケアマネジャーは、過去の試験も含め、全国で約4万人の方が合格されています。

しかし、実際に働いてみえる方はどのくらいみえるでしょうか?

資格を持っていても別の仕事に就いていたり、更新せずそのままの方もみえると思いますし、いわゆる潜在ケアマネジャーも少なからず存在します。

 

当法人では、先日にもお伝えしたように、その受験対策講座を各地区で開催しています。

法人としても、また個人的にも、是非とも多くの方にチャレンジしていただき、いちケアマネジャーとして活躍していただきたいです。

 

それではまたお会いしましょう!